もう少し具体的に、弁護士に事故直後から相談または依頼した方が良い理由を教えていただけますか
質問
もう少し具体的に、弁護士に事故直後から相談または依頼した方が良い理由を教えていただけますか
回答
弁護士が、事故直後から関与した方が良い大きな理由としては、次のような理由があります。
まず、後遺症の認定が予定されている事案については、弁護士等の専門家が適切に関与しないと、適切な認定が受けられないケースがあります。軽い事案で言えばむち打ち症の事案があります。
他覚的(つまり画像で異常が証明できる)所見がある事案であればともかく、そうでない事案については、症状の一貫性や、通院歴等も重要になります。
重い事案では、脳損傷の事案が挙げられます。
別項で詳述しますが、医師の無理解により見落とされるケース、意識障害が軽度なため、いざ認定のための申請を考えた時に、証拠(診断)が無く、困難を極めるケース等様々です。
他にも、可動域の制限が後遺症の理由となるケース(関節の機能障害です)については、整形外科医の測定に、弁護士等が立ち会わないことで、無理な測定がなされ、等級認定に支障を生じたケースも実際に目にしています。
また、重症事案については、等級の併合が想定されますが、一部の症状が見落とされるケースもあります(骨変形や醜状等が、後遺症診断書に十分に記載されないため、判断から落ちたケースも目にしています。)。
他にも、治療方針について揉めるケースについても、早期に弁護士が介入して調整した方がスムーズですし、保険会社対応(交渉)を強いストレスに感じる被害者にとっては、精神的な安定のためにも弁護士介入が妥当です。
いずれにしても、相談料は当事務所は無料ですし、弁護士特約が広く普及していますので、これらの保険が使えるのであれば、積極的な利用をお勧めします。
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