事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
依頼者
事故当時10代男性(高校生・アルバイト)
部位・等級
後遺障害併合11級(歯牙欠損、醜状痕等の併合)
事案の概要
Aさんは青信号をバイクで直進中、反対車線から交差点を右折してきた相手方車両に衝突。左腓骨骨折、下顎の骨折、歯牙欠損などで入院する大怪我を負いました。
弁護士介入後、解決に至るまで
相手方は、過失の割合や、休業損害、逸失利益を争っていましたので、被害者請求により自賠責保険から保険金を受領した後、訴訟を提起する方針となりました。
訴訟では、ドライブレコーダーから相手方の早回り右折の心証を開示してもらうことで、5%のみの過失相殺となりました。
また、インプラントや差歯の将来交換の可能性について、担当の歯科医院に依頼の上、費用想定、意見をいただき証拠提出したところ、将来利息を控除した当方主張額の全額を相手方が負担する内容で和解をすることができました。
解決のポイント
☑ 訴訟提起により時間はかかったが、こちらの主張する過失割合を前提とした和解を成立させることができた。
☑ 時間がかかった分は、和解時に調整金として損害金の上乗せをしてもらうことができた。
☑ インプラント等の耐用年数について、歯科医の意見等をもとに交換の可能性を前提にした将来的費用を和解で認めてもらうことができた。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例