事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
依頼者
30代男性 会社員
等級・部位
頸部 腰部 14級
事案の概要
お客様は、信号待ちで停車中に、後部から追突される事故に遭いました。 事故直後から頸部、腰部に神経症状が残存し、今後の治療費の支払いにも不安を感じられたことから、弁護士特約を利用して当事務所に、対応の一切を依頼することになりました。
解決に至るまで
まず、当面は治療に集中することにして、また、治療費の打ち切りや、後遺障害認定の可能性も踏まえて適切な治療方針を立て、定期的に相手保険会社にも状況を報告しつつ、治療の打ち切りの申し入れも断り、約半年の治療を継続した時点で、症状の改善が見られないことから、後遺障害認定の申し立てをすることにしました。
当事務所において、画像、診断書、レセプトその他の資料を収集し、受傷起点の程度の資料として物損の資料も添付の上で、お客様の代理人として、被害者請求を行いました。結果、14等級が認定されました。
14等級認定後、自賠責保険から支給された保険金75万円がお客様に入金されましたが、引き続き賠償の交渉を続けました。
基準としては、いわゆる赤い本の基準に基づき算定した金額で交渉し(後遺障害の逸失利益は5年間で請求)、当初は80%の金額提示をしていた相手保険会社も、当方が1円も減額するつもりはない旨申し入れた結果、当方の請求金額を全額認める内容での和解に応じたため、後遺障害等級の認定から2カ月弱で、いわゆる赤本基準に基づく請求額満額を回収して解決しました。
解決のポイント
・後遺障害認定の可能性を踏まえて当初の治療から関与したことで円滑に後遺症の認定を受けることができた。
・賠償交渉についても、任意交渉による解決にこだわらない姿勢を貫いたことで、譲歩無く解決することができた。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例