308 腱板疎部損傷
腱板疎部、:ローテータ・インターバルは、 棘上筋と肩甲下筋の間に存在する隙間であり、関節包が存在していますが、腱板が自由に収縮・伸展・回転するための遊びの部分であり、棘上筋と肩甲下筋のつなぎ目に位置していて、転倒時の打撲などで、捻挫や軟部組織の損傷を受けやすい部位です。
腱板疎部損傷の症状は、若年層の不安定型と、35歳以上の拘縮型の2種類です。
①不安定型は若年層、平均23歳に多発し、主たる症状は損傷部である腱板疎部の著明な圧痛で、外転、外旋位で運動痛が増強します。
その他には、肩のだるさや肩から上肢にかけてのしびれ感など肩の不安定性に起因する訴えが多く、 他覚的には肩関節の下方への緩みが認められます。
XPでは、挙上位で、肩関節のスベリが見られます。
②拘縮型は、年齢層が比較的高く、平均35歳以上であり、肩関節の拘縮=挙上、外旋の可動域制限と運動での疼痛が主な症状となっています。
腱板疎部損傷における後遺障害のポイント
腱板疎部損傷では、非該当となることが通常のため、訴訟による解決を検討します。
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弁護士法人江原総合法律事務所
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