275 耳垂裂 (じすいれつ)
交通事故により、ピアスなどで耳を引き千切られたものは耳介裂創と診断されますが、それよりも小規模で引き裂けたものは、耳垂裂と診断されています。
耳垂裂では、組織が残っていることがほとんどで、修復、形成は容易で、後遺症を残しません。
耳介血腫、耳介裂創における後遺障害のポイント
1)耳介血腫、耳介裂創であっても、事故後早期に適切な処置やオペがなされれば、ほとんどで、後遺障害を残すことなく治癒しています。
2)しかし、頭部外傷、意識喪失で、頭部外傷の治療が優先され、耳介血腫や耳介裂創は、止血処置のみで放置されるようなケースでは、後遺障害を残すことがあります。
耳殻の2分の1以上の欠損は予想されないところから、醜状障害として、12級14号もしくは9級16号が想定されます。
この記事を書いた人
弁護士法人江原総合法律事務所
埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。