事例2 高次脳機能障害の後遺症が残った事案において、訴訟提起により4倍もの損害賠償金を獲得した事例
事例2 高次脳機能障害の後遺症が残った事案において、訴訟提起により4倍もの損害賠償金を獲得した事例
依頼者
40代 男性
解決に至るまで
依頼者は、普通自動二輪車(バイク)を運転し、交差点を直進する際、右折してきた普通乗用自動車に追突されるという事故に遭い、後に高次脳機能障害を含む併合等級6級の後遺障害が認定されるほどの大怪我を負われました。
怪我の回復をまって、ご家族と一緒に相手方保険会社と交渉して来られましたが、納得のいく適正な損害賠償金額を提示してもらえなかったため、当事務所に相談にみえました。
相手方保険会社の損害賠償についての提案額は、1243万6066円と低く、その主な理由は、後遺症逸失利益が相当程度低く見積もられていたことによるものでした。
後遺症逸失利益とは、簡単にいえば、後遺障害により労働能力が低下し、十分に働くことが困難になった将来の減収分にかかる損害です。
当事務所の介入後、まずは自賠責保険会社に被害者請求を行い、保険金を取得した上で、損害賠償請求訴訟を提起したところ、後遺症逸失利益の金額については、当方の主張がおおむね認められた結果、最終的には相手方保険会社が依頼者に対して3700万円を支払うという内容で和解が成立しました。
自賠責保険会社からの被害者請求による回収分1296万円も含め、合計4996万円を獲得し、事件は終了しました。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例