事例71 いわゆるむちうちの事案で、後遺障害「非該当」から異議申立てにより、後遺障害14級9号を獲得し、約630万円(自賠責回収分を含む)の損害賠償金を取得した事例
いわゆるむちうちの事案で、後遺障害「非該当」から異議申立てにより、後遺障害14級9号を獲得し、約630万円(自賠責回収分を含む)の損害賠償金を取得した事例
依頼者
40代男性 会社員
等級・部位
首 14級
事案の概要
依頼者は、普通貨物自動車を運転中、追突事故の被害に遭い、頭部打撲、頸部挫傷、背部挫傷などの怪我を負いました。事故から5か月程度経過し、今後の賠償や後遺障害について話を聞きたいということで、当事務所に相談に来られ、面談の結果、御依頼を受けることとなりました。
解決に至るまで
症状固定後、医師の診察に同席して、後遺障害の診断書の作成を依頼し、その他有用と思われる資料を収集したうえで、後遺障害の申請を行いましたが、当初の申請に対する結果は非該当でした。
ただ、事故の態様や、残存する症状の程度等を踏まえると、少なくとも14級の後遺障害が認定されるべき事案であると考えられたことから、依頼者と協議のうえ、異議申立てをすることとし、症状固定後も依頼者が自費で通院していたことがわかる資料や、画像記録に関する医師の意見書、弁護士の意見書等を提出し、異議申立てを行いました。
その結果、上記の症状について、神経症状による後遺障害(14級9号)の認定を獲得し、自賠責保険から75万円の支払いを受けることができました。
その後、相手方保険会社と賠償交渉を行い、休業損害、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益等について、ほぼ裁判基準に相当する金額の賠償金を認めさせ、最終的に、自賠責保険からの給付金75万円も含め、約630万円の賠償金を獲得することができました。
解決のポイント
・異議申立てを行うことにより、後遺障害等級について非該当から14級への変更を勝ち取ることができ、依頼者が手にする賠償金を大幅に増額させたこと
・裁判などの手続を経ずに,早期の解決を図ることができたこと
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例