事例35 小学生の死亡事故につき、弁護士介入後、交渉のみで約2300万円を増額した事例
事例35 小学生の死亡事故につき、弁護士介入後、交渉のみで約2300万円を増額した事例
依頼者
死亡事故に遭われた小学生の御両親
※弁護士費用特約を使用
事案の概要
被害者は、事故当時小学生であり、道路を横断中、前方から右折してきた自動車に轢かれ、亡くなりました。
ご両親にとって、何にも代えがたいお子様の死でしたが、相手方保険会社からは、被害者に20%の過失があることを前提に賠償額が提示されました。
ご両親は、わが子の命の価値はこの程度なのかと悩まれ、いくつかの法律事務所を回られましたが、増額の見込みはそれほど高くない等といった回答を受け、当事務所に相談に来られました。
解決に至るまで
主な争点は、慰謝料(被害者の慰謝料及びご両親固有の慰謝料)の額及び過失割合であり、当事務所の弁護士が介入し、個別の事情に応じた慰謝料増額事由を主張したうえ、ただちに現場を精査して、過失割合について適切な主張を行ったところ、慰謝料については、当初の提案額から800万円を上乗せする結果となり、さらに、過失割合についても、被害者の過失を5%とする内容を前提として、和解を成立させることができました。
その結果、交渉のみで合計2300万円もの増額となり、ご両親も納得される結果となりました。
解決のポイント
・弁護士が適切な主張を行ったため、過失割合を15%減じることができました。
・依頼者固有の慰謝料増額事由を適切に主張したことから、慰謝料を増額することができました。
・訴訟とせず、交渉のみで2300万円もの増額となりました。
・弁護士費用特約に入っていたため、依頼者の弁護士費用の持ち出しがありませんでした。
*上記はあくまで最近の解決事例の一例です。
*全ての事案について同様の結論を保証するものではありません。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例