事例4 会社員の30代(事故当時)男性 平成24年
事例4 後遺症非該当の診断から、14級認定の変更を勝ち取り、賠償額が約4倍に増額された事例
依頼者 : 30代 男性 会社員
解決に至るまで
相談者は、普通乗用自動車の後部座席で横になって仮眠を取っていたところ、後方から普通乗用自動車に衝突されてしまい、骨折等はしませんでしたが、腰等を強く打ち、打撲の診断を受けました。
その後治療が打ち切られたことから、保険会社を通じて、後遺症の事前認定手続を行ったところ、後遺症非該当の診断を受け、既払い金に加えて72万9110円という極めて低額の呈示をされたことから、当事務所に相談に訪れました。
当事務所で受任後、相談者と一緒に主治医のもとを訪問し、あらためて診断書を作成してもらいました。この診断書を踏まえて、事故の状況から現在に至るまでの症状の変遷といった内容を記載した異議申立書を作成して異議を申し立てしたところ、非該当から14級の後遺症認定への変更を勝ち取りました。
後遺症の認定取得後、保険会社とあらためて交渉を行い、通院慰謝料や逸失利益等も、ほぼ裁判基準と同額で支払うことを認めさせました。
その結果、当初保険会社から呈示されていた金額である72万9110円から、後遺症分も含めて大幅に増額させた金額、301万8557円の支払いを受ける内容で和解を成立させることができました。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例