事例1 自営業の30代(事故当時)男性 平成25年
事例1 後遺障害14級から11級へ認定変更を受け、2000万円の支払いを受けた事例
依頼者
自営業 30代男性
解決に至るまで
相談者は、事故当時30代前半の自営業者でした。
相談者車両が走行中、反対車線を進行してきた普通乗用自動車 が相談者の走行車線にはみ出してきたため衝突し、大腿骨骨折を含む重傷を負って入院、手術を受けました。
医療事故も絡み治療期間が約3年と長期に及びましたが、当事務所に相談前、相談者が保険会社を通じて後遺症の事前認定を行ったところ、14級の神経症状のみが認定されました。
これらの事情に加え、休業損害や逸失利益のベースとなる相談者の収入について、事故の前年の収入が高すぎるということで、保険会社からは、低額の呈示を受けているという問題や、医療事故が絡んでいたため、入通院慰謝料についても、保険会社がそのまま認めることを渋っているという事情もありました。
当事務所の弁護士受任後、主治医に接触を図り、あらためて後遺症の診断書を作成していただきました。
また、事故態様から現在の症状、先行する後遺症の認定理由についての問題点を指摘した異議申立書を作成し、新たな診断書も踏まえて異議を申し立てました。
その結果、14級から11級への認定変更を受けることができました。
等級の認定を踏まえ、保険会社と交渉を行い、自営収入については、事故前年を含めた3年間の平均をベースに計算することを認めさせ、入通院慰謝料についても、医療事故があったとしても全額払う必要があることを認めさせました。
そして、最終的に既払い金に加え、2000万円の支払いを受ける内容で和解を成立させることが出来ました。
※本事例は当事務所で取り扱った事案をもとに記載されていますが、事案及び個人の特定がなされないよう、事実関係を一部変更または抽象化させていただいております。
- 事例81 死亡事故において過失がないとする相手方の主張を避けた事例
- 事例80 歯牙欠損に関して訴訟を提起し、インプラントの将来治療費を認めさせ、こちらの主張する過失割合で和解した事例
- 事例79 プラトー骨折の事案において、後遺障害14級9号に異議申し立てを行い、12級13号を獲得した事例
- 事例78 死亡事故事案(80代)において、死亡逸失利益や死亡慰謝料などについて訴訟手続きにより損害賠償金を約1.9倍増額させた事例
- 事例 77 主婦のむち打ち事案において、治療費打ち切り後の治療の正当性が認められ、相手方保険会社が否認していた休業損害についても支払いを受けることに成功した事例
- 事例76 会社の代表者が交通事故に遭い、休業が発生しましたが、固定の役員報酬が支払われていたため減収がない場合において、会社の反射損害として、交渉で約90万円を回収した事例
- 事例75 高次脳機能障害の事案において、異議申し立て等を経て併合6級を獲得し、相手保険会社からの最終提案額の3倍の賠償金を回収した事例
- 事例74 いわゆるむち打ち(頚椎捻挫・腰椎捻挫)損傷の事案において、後遺障害14級9号を獲得し、損害賠償金約400万円(自賠責回収分も含む。)を回収した事例
- 事例73 損害額総額 治療費含め総額約486万円を認めさせた事例
- 事例72 坐骨骨折などの傷害を負った事案につき、後遺障害等級14級を獲得し、交渉段階において、裁判基準による和解(既払い金や自賠責分を除き約500万円)に成功した事例