104 足根骨の骨折 足底腱膜断裂(そくていけんまくだんれつ)
交通事故では、バイクや自転車と自動車の出合い頭衝突で、着地の際などに、足の裏に強い衝撃がかかったとき、
大きな負荷がかかり、足底筋膜が断裂することがあります。
ほとんどは、踵骨に近い位置の足底腱膜が断裂しています。
また、足底筋膜断裂では、断裂した筋膜組織から出血し、内出血を起こし、内出血は、足裏の土踏まずの部分に拡がります。
受傷直後は、激痛で歩くことができず、みるみるうちに、足裏の内出血が拡がり、腫れが増大、土踏まず部分が、広く平に見えるので、診断は容易です。
エコー検査やMRIの撮影で、足底腱膜断裂を確認することができ、診断は確定します。
治療は、断裂部位の縫合術がなされ、その後、1カ月程度のギプス固定がなされます。
ギプスカット後は、足底板を装用し、リハビリが始まります。
平均的には、受傷から2カ月で就労復帰でき、青年であれば、後遺障害を残すことは少ないようです。
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弁護士法人江原総合法律事務所
埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。