293 上顎骨骨折 (じょうがくこつこっせつ)
上顎骨は頬骨、鼻骨、口蓋骨と結合し中顔面を構成しているのですが、上顎骨は、薄くて脆いもので、交通事故では、バイク、自転車で走行中、自動車と出合い頭衝突などで転倒した際の外力で、上顎の骨折は発生しています。
上顎骨のほぼ下半分が骨折したものをルフォーI型骨折、 上顎骨が鼻骨複合体を含めて骨折したものをルフォーII型骨折と呼びます。
さらに、頬骨をも含め顔面中央部が全体として頭蓋骨と離断される骨折をルフォーIII型骨折と呼びます。また、上顎骨が正中部で離断されたものは矢状骨折といいます。
上顎骨上方は解剖学的に頭蓋底となるため、ルフォーⅡ、Ⅲ型骨折では状態も重症であり、頭蓋底骨折による髄液漏をきたすこともあるようです。
①咬合不全、咬み合わせのずれ、
②顔面の変形、平坦化、
これらが主たる症状ですが、骨折が頬骨に達すると、
③開口障害、口が開けにくい、
④複視、モノが重複して見える、
⑤眼球陥没、
⑥頬・上唇・歯茎のしびれ、
これらの症状が追加的に出現します。
顔面のXP、CT、3DCTにより確定診断がなされます。
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弁護士法人江原総合法律事務所
埼玉・越谷地域に根差し、交通事故に豊富なノウハウを持つ江原総合法律事務所の弁護士までご相談下さい。交通事故分野における当事務所の対応の特徴は、「事故直後」「後遺症(後遺障害)の事前認定前」からの被害者サポートです。適切なタイミングから最適なサポートをいたします。