228 管腔臓器 大腸
上のイラストのオレンジ色部分が大腸で、全長190cmの管腔臓器です。
盲腸からスタートし、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、最後に直腸で構成されています。
大腸は、糞便を固くするために、腸管の壁にある血管に、水分と塩類を吸収させる働きがあります。
また、糞便を滑らかにする粘液も分泌しています。
腸内の細菌を排泄し、細菌に対する防御も機構しています。
そして大腸筋肉の蠕動運動で、内容物を直腸に向かって移動させます。
大腸の運動は自律神経によって調節されていて、糞便は2種類の運動をしています。
緊張波 集団蠕動運動
横行結腸部では、前に進む、元に戻る、シャトル運動を繰り返し、大腸粘膜と内容物が長時間接触するようにしており、その運動で、水分と塩類の吸収を促進させます。
これを緊張波と呼んでいます。
もう1つは、横行結腸を空にするように、ゆっくりとした強い波が、上行結腸の上端で始まり、糞便をS状結腸に進めて行きます。これを集団蠕動運動と呼んでいますが、S状結腸は、排便まで糞便を貯留しています。つまり、ヒトの大腸は、消化器官というよりも水分を回収する機能が高く、栄養吸収を完了した消化物を、便として整え、排出させる役目を担っています。
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弁護士法人江原総合法律事務所
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